第四弾はマセラティのギブリです!次の車探しの一環で試乗をさせて頂いた経験を元にレビューを書いていきます。
【基本性能比較】
ご参考までにジャガーXE Sと並べましたが、正直車格は全然違いますし、値段もスタートの値段は同じですが、マセラティはオプション部分が相当あるので、実際はXFと比較すべき価格帯だとは思います。
マセラティのギブリ | ジャガーXE S | |
---|---|---|
全長 | 4,985mm | 4,680mm |
全幅 | 1,945mm | 1,850mm |
全高 | 1,485mm | 1,415mm |
車両重量 | 1,980kg | 1,730kg |
排気量 | 2,979cc | 2,994cc |
エンジン形式 | V6 ターボチャージャー | V6 スーパーチャージャー |
出力 | 350馬力(5,500rpm) | 380馬力(6,500rpm) |
トルク | 500N・m(1,370-4,500rpm) | 450N・m(3,500rpm) |
ミッション | 8速AT | 8速AT |
0-100km | 5.5秒 | 5.0秒 |
最高速度 | 267km/h | 250km/h |
駆動 | FR | FR |
値段 | 935万~ | 839万~ |
この車はとにかくデカい!機械式だとあきらめないといけない駐車場は結構あると思いますし、都内だと運転も大変ですよね~
ただ、この車のいいところは、全方位カメラがかなりかっちりついているので、狭い路地くらいならがんばれるとは思います。自宅の周辺はかなり狭い路地ですが、普通の道は全然余裕でした。
ただ、自宅の駐車場がかなり停めにくく、実際にディーラーさんに停めて頂きましたが、ディーラーさんの腕でも7回切り替えしてました。
これが原因で次の車としてはドロップ。。。
【エクステリア】
エクステリアに関しては、リアを除けば、全車種の中でも相当かっこいいと思います。
特にこのフロントマスクはジャガーと比べるとかっこよさが目立ちます。どちらかというといかつい?w こう並べるとジャガーのマークはもっと大きく目立つようにしてもいいと思うけどな~
サイドベントがついている点もジャガー同様好きなポイントw
ホイールもいいですよね~全体的に本当にセンスを感じます。リアだけはフーガですがww
【インテリア】
#ギブリ 「グランルッソ」にはエルメネジルド ゼニア製シルクトリムを使ったシート、アビーロードスタジオでも使用される「Bowers & Wilkins」のスピーカーを装備。https://t.co/MhSnPmViyf pic.twitter.com/9TXVFTBma4
— マセラティ ジャパン (@maserati_japan) March 9, 2018
インテリアもやっぱり一つ格上という感じがします。なんて言ってもゼニア製のシートですからね、その時点でレベルが違いますw
【走行性能】
これが非常に残念でした。基本的にオートマモードで普通に街の中を運転しただけでは全くいい音はしません。
回転数が5,000回転以上にならないと、そもそも4本バルブのうち、2本しか空いてませんので、マセラティらしい音は全然しません。
加えてスポーツモードにしても回転数を引っ張ったりしないので、あの音を出したければ相当飛ばすか、マニュアルモードで運転しないといけません。
さらに言うと、マニュアルモードの運転もすごくしにくかった上に、甲高いフェラーリエンジンのような音はどこまで引っ張ってもしませんでした。
高い、デカいを乗り越えても、このかっこよさとエンジン音を求めてマセラティを買われる方は多いと思いますが、それでいうと、エンジン音は、野太くて、バフバフ言うけど、甲高いファーンっていう音にはなりませんでした。
もちろん私の運転の仕方の問題もあると思いますし、何より住宅街なので、速度も限界があったのは仕方のないところかもしれませんが。。。
ちなみに試乗したのはギブリSなので、それでこうなので、やはりフェラーリエンジンを搭載しているGranTurismoみたいなところまでいかないとあの音は無理なんですかね~
最近、低金利キャンペーンにしていたり、オプションもかなり既に織り込まれていて、価格据え置きにしていたりするので、もしかしたら苦戦しているのかもしれませんね。
欧州の排ガス規制などとの兼ね合いで、とがった車が少なくなってきている印象があります。あのフェラーリですら、HVという時代ですからね。今のうちに楽しい車を買って、大切に乗るしかないかもしれません。。。