今日はジャガーXE の2018年モデルと所有している2015年モデルの比較レビューを書きたいと思います。全く同じ車種名なのですが、全く別の車なので、このブログをご覧になって頂いた方々が誤解しないようにしたいなと思い、早期に記載することにしました。
ということで、第二弾はジャガーXE 20t プレステージ 2018年モデルです!所有している車の3年目の車検の時にお借りした車を元にレビューを書いていきます。
【基本性能比較】
基本的な全長や重量など大きさに関する部分は全く同じですが、エンジンが違っているので、走行性能に差が出ています。ジャガーが新しく開発したインジニウムエンジンは、街乗りを意識して作られているので、低速でのトルクが太いです。そのおかげで、0-100km/hが0.6秒も速くなっています。
2015年モデル | 2018年モデル | |
---|---|---|
エンジン | フォード製エンジン | ジャガー製エンジン |
排気量 | 1,991cc | 1,995cc |
エンジン形式 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
出力 | 200馬力 | 200馬力 |
トルク | 320N・m | 320N・m |
ミッション | 8速AT | 8速AT |
0-100km | 7.7秒 | 7.1秒 |
最高速度 | 238km/h | 236km/h |
【エクステリア】
↑2018年モデル(グレイシャーホワイトのブラックパック、サンルーフがついています)
↓2015年モデル(アンモナイトグレー(今だとコリスグレー)のプレステージ)
ジャガーのブラックはテカテカしているので、ちょっと安っぽく見えてしまうという個人的な思いがあります。なので、ウインドウサラウンドはクロームを個人的にはおすすめします。
【運転席周り】
SSDのナビはすごくきれいになってましたw 2015年モデルはDVDナビという化石のようなナビなので、差は歴然でしたw
タコメーターも消え去りディスプレイ表示になっています。全体的にすごく洗練された印象は受けました。
それと、エアコンがすごく効いてびっくりしました!正直、2015年モデルは20℃に設定しないと耐えられないレベルですが、2018年モデルは23℃とかでも寒い感じがしました。これもかなり変化だと思います。
【走行性能】
肝心の走行性能ですね。これは賛否両論があるのを承知してあえて書きますが、2018年モデルは面白みがないです。
2018年モデルは走りだしはトルクフルで、2015年モデルの感じで踏み込むと怖いくらい加速します。静かでスムーズです。ターボの音もすごく感じることはないですし、ターボラグもさほど感じません。ある意味きれいにまとまっています。それこそBMWに乗っているような感じ。
少し高速で走らせて、ギアを落としてもエンジン音はすごく静かです。そして、ギアを落とした後に踏んでもトルクがあまり感じません。
つまり、低速にトルクを持ってきたがために、中速・高速域だからすごく強いトルクを感じることはないです。
2015年モデルはある意味すごく昔のエンジンなのかもしれません。走り出しは全然トルクがなくもたつく。回転数が2,000回転超えてくるとターボが効き始めて、ある意味ドッカンターボ。そこからはターボがすごく効いていい音を奏でながら加速をしていく。
低速がとろくてもトルク量は2018年モデルと同じなので、高速道路とかで走っていて、ギアを落として、踏み込むとはそれはそれはとても7秒台の車かよっていうくらいしっかり加速をします。
そしてなによりエンジン音が非常に魅力的です。今まで、マセラティのギブリやAudiのS5なども乗りましたが、どの車よりも今のジャガーXEのターボが効いているときのエンジン音のほうが楽しいです。
2018年モデルはある意味、小ぎれいにまとまっています。それぞれの完成度は増していると思いますが、逆にエッジがなくなってしまいました。完成度を取りたいなら、BMWやベンツを乗ればいいのではと思ってしまいます。
車選びは本当に難しいですね。ぜひとも同じジャガーXEでもフォード製のエンジンの個体なのかジャガー製のエンジンの個体なのかに注目しながら、中古車選びをするのもある意味楽しいかもしれません。