激震のモーターショー

だいぶ前から今年のモーターショーは輸入車メーカーが軒並み撤退しているという報道が出てましたが、改めて見てみると本当にヤバい状況なのが判明しましたw

上記はビックサイトで開催されるようになった2011年以降の来場者と参加輸入車メーカー数の推移です

リーマンショック/東日本大震災の影響が明け、アベノミクスが打ち出された2013年をピークに下落基調です

そして何より、参加している企業数の低下が異常なペースです。今年に限れば、参加している企業は、アルピナ、ルノー、ベンツ、スマートの4社のみです。よく見ると、ベンツとスマートは同一グループですし、ルノーは日産との関係で参加しなければいけない側面もあるでしょう。アルピナは新型B3の発表との兼ね合いもあったのかもしれません

なんともさみしい限りですね。確か日本は有望市場ではないと思います。それでもまだ輸入車メーカーの伸び余地もあるように思うのですが…

下記に参加企業一覧表を作成してみました。2015年のモーターショーは参加してみたかったですね!!

20112013201520172019
トヨタ
レクサス
日産
ホンダ
マツダ
スバル
スズキ
ダイハツ
三菱自動車
Alpina
Audi
BMW
Citroen
DS
Mercedes-AMG
Mercedes-Benz
Mercedes-Maybach
MINI
Peugeot
Porsche
Renault
smart
Volkswagen
Volvo
アバルト
アルファロメオ
ジープ
ジャガー
テスラ
フィアット
ラディカル
ランドローバー
ロータス
輸入車メーカー数151721144

 

ここでもう少し定量的に世界における日本の自動車市場のポジショニングを見てみましょ

私の予想に反して、乗用車における日本市場のポジショニングはそこまで低下していないことがうかがえます。中国が破竹の勢いで成長して、米国やドイツのシェアを食っているというのは自明でしょう

 

じゃ~他に何が影響しているのか。日本の自動車の販売台数はよくて横ばい。その中で成長を見いだせるとしたら、国内でのシェア上昇による販売台数上昇ということでしょう

2012年以降の輸入車の販売台数と国内販売総台数に対するシェアを算出しました。これを見ると明確に輸入車販売台数は成長きており、そのドライブは販売シェアの上昇にあると言えると思います

ちなみにこの期間の総販売台数は-2.3%なので間違いなくシェアを上げることで成長してきたのは間違いないでしょう

ただ、2016年以降、シェアは伸びていません。輸入車メーカーからすれば、市場全体は伸びないものの、まだまだシェアの伸び余地があると思って、広告宣伝費をかけてきた日本市場に限界をみはじめているのかもしれません

 

そんな中でAlpinaが出展し続けてくれているのはうれしいですね!!

ラグジュアリースポーツの代表格であるアルピナはいつか乗ってみたい車だと思います!!

激震のモーターショー
激震のモーターショー

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