ベンツC180試乗記

今回の旅のお供は、ベンツCクラスのエントリーモデルであるC180です。

ベンツC180試乗記

3泊4日で500km弱を走り、高速もワインディングも走ったので、かなり味わうことができたのではないかと思います。

【基本性能比較】

基本的には、Dセグメント同士ですので、大きさは、ほっとんど同じですが、ジャガーXE 20tのほうが車幅が広いです。さすがにC180なので、馬力もトルクもジャガーXEのほうが大きいです。

 ベンツ C180ジャガーXE 20t
全長4,705mm4,680mm
全幅1,810mm1,850mm
全高1,425mm1,415mm
車両重量1,540kg1,600kg
排気量1,595cc1,998cc
エンジン形式直列4気筒直列4気筒
出力156馬力200馬力
ミッション9速AT8速AT
0-100km8.2秒7.7秒(7.1秒※)
最高速度223km/h236km/h
駆動FRFR
値段467万~533万~

※インジニウムエンジン搭載以降は0-100km/h は7.1秒に強化

 

【エクステリア】

今回のレンタカーはAMGラインを装着した個体なので、ヒトデのホイールをはいてますね。個人的には、このホイールはあまり好きではありませんw

それと、C-class Sedanの大きな特徴である、ぼてっとしたお尻は、なんとなく好き嫌いが分かれる部分なのではないかと思います。

ベンツC180試乗記

 

【インテリア】

インテリアに関しては、C180でもそこそこのクオリティーを感じさせるのはさすがのベンツだなという感じです。特にセンターコンソールは比較的好みの方も多いのではないかなと思いました。

ただ、ナビゲーションに関しては、一文字ずつ選択をしていかないといけないので、少しめんどくさいという印象です。直近ではナビゲーションだけにとどまらず、インフォテイメントと一体になり、巨大なディスプレイが並んでいたりするので、今のモデルはもっともっと良くなっているのだとは思います。

ベンツC180試乗記

それと最大の欠点は、運転席から伸びている多数のレバーですね

私の記憶が正しければ、全部で4本は出ていたと思います。右側には、シフトレバーがあります。ワイパーの要領で上にあげるとRに、下に下げるとDに、先端を押すとPに入ります。慣れると個人的には楽だなと感じました。

一方で、左側にはなんと3本ものレバーが出ています。一番上がワイパーとウインカーをかねたレバー。真ん中のレバーがハンドルの上下をさせるレバー。一番したが、アクティブクルーズコントロールやスピードリミッターのレバーです。

これはどうなんですかね。特に、アクティブクルーズコントロールは使う方も多い気がするのですが、これを肌感覚だけでできるようになるのか少し疑問でした。

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【走行性能】

まずは街乗りの低速域ですが、これはもうスムーズの一言です!とても1.6リッターの走りと思えないですし、ターボの変なラグを感じさせない。極めてよくできた車だと思います。

ジャガーXEの20t(インジニウムエンジン搭載の2018年モデル以降)も、低速域にトルクを割り振っているものの、少し肌感覚に合わないヌルヌル勝手に加速していくような雰囲気を感じるのに比較して、極めて人間がこう動いてほしいというイメージに沿った加速をしているように思います。

私が乗っていた、フォード時代のエンジンを搭載していた20tモデルは完全なるドッカンターボなので、低速域ではまるでダメですし、滑らかな加速という感じはありませんねw 個人的にはそこが良さでもあったのですがww

コンフォートモードで、街乗りをするのがこの車の能力を最大限引き出す乗り方なのではないかと思います。

続いて、スポーツモードやスポーツプラスモードでの走行ですが、これは基本的に回転数を高く維持するのがメインというイメージで、エンジンサウンドが変わるという感じはあまりありません。

ただ、スポーツプラスにして、引っ張り気味で走ってシフトアップするとたまにバブッ!といういい音が鳴ったりはしていました。

それもかなり控えめな雰囲気ですがw

ワインディングに関しては、スポーツプラスでももう少し踏ん張りをきかせてほしいという印象を受けました。それでもよく曲がるいい車だと思います。

最後に高速域ですが、正直、直線安定性などは、XE対比かなり見劣る印象を受けました。そもそもの目線が高め(車高はそこまで差がないので少し謎)であることに加え、原因は定かではないものの、そんなに速度が出ていなくても不安を感じました。

もちろん慣れの問題も一部あるとは思いますが、それを割り引いても少し高速域は不安定に感じました。タイヤの問題もあるかもしれません

 

【総論】

ベンツC180試乗記

やはりベンツは、快適な移動を提供することに最大限ふった上で、そこにスポーティーさを加えたという感じの車だなと思いました。

この車は街乗りが本当に最適だと思います。いつかAMGも乗ってみて、改めてその違いを肌で感じてみたいなと思った次第です。

ただ、乗り込んだ時に、シートベルトがくっとしまったり、ステアリングが乗降時に勝手に上下したりと、細かいところまで極めて完成度が高いというのが正直な印象です。

どこまでいっても王道の車だなという印象でした

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