ジャガーXE Sとの別れは突然

リコールという衝撃

ジャガーXE Sをはじめ、ジャガーのV6やV8のオーナー様にはすべからくご連絡がいっているのではないかと思います。それは、リコールのお知らせ。

中身を見てみると、どうやら排気音に関するリコールで、排気音が保安基準を上回る可能性があるとのこと。

これまでも、このブログでなんども言及してきましたが、ジャガーXE Sは、純正とは思えないほどいい音の車というのが売りだと思ってきました。下記の動画がそれを一番よく表現しています。

しかしながら、リコール対応をすると、当たり前の帰結ながら、排気音は小さくなる。

担当をしていただいたディーラーさんに、なんとかリコール対応をしないで車検を通してもらえないか相談をしましたが、ある意味当たり前ですが、その対応はできないとのこと。私は運が悪いことに、今年の11月で車検が切れてしまうため、早晩、リコール対応をしなければいけませんでした。

コストを払って、車検を通すのと同時にリコール対応をしてしまうと、結果として音が悪化した場合、乗り換えるという話もしにくくなるので、車検を通す前に、リコール対応をしてしまって、ダメながら乗り換えようと思い、9月19日にリコール対応をしてもらいました。

 

リコール対応をしてもらった直後、エンジンをかけて走り始めるとすぐに違和感が…。

明らかに音が出なくなっている。まず、3,000回転までは、明らかに音が抑えられており、バルブが開きにくくなっている…。おまけにシフトダウンして、回転数を上げたときの音もまるで違う。

次に高速道路に乗ってみるも、ひたすらにスーパーチャージャーの音。全然、いい音が響かない…。ダイナミックモードはより一層、スーパーチャージャーの音しかしない。

これはどうしようもないと思い、乗り換えを決意することにしました。

これが、ジャガーXE Sの最後の雄姿ですかね。ここまで、色々ダメ出しをしてきましたが、実は、車の乗り換えを決意してから、実際に降りるまでの間にも大きな変化がありました。

ジャガーXEのオーナー様であれば、ご存じかもしれませんが、ジャガーXEは、搭載されているECUに学習機能がついており、日々日々バルブを開けるような運転を好むドライバーに対しては、バルブが開きやすくなるように学習するようになっているようです。

ここからは私の想像でしかないのですが、リコール対応をすると、このECUの学習の部分もリセットされる可能性があると思います。そのため、リコール対応をした直後は、著しく音が悪化したのかもしれません。

乗り換えるか、継続して乗り続けるかを真剣に検討するにあたり、相当踏んだので、少しバルブが開きやすくなったのかもしれませんが、実際に降りるときは、かなり音は回復しているように感じました。

それでも、3,000回転までは、意図的にバルブを開けるような踏み方をしないと空きにくく、シフトダウンの時の音などはもとに戻りませんでした。

これから、リコール対応を実施される方々の少しでも参考になればと思います。

 

新しい車選び

今回、急遽車を乗り換えることになったので、正直あまりじっくり調査する余裕がありませんでした。しかしながら、いくつか自分の中で決めていることがありました。

  1. 左ハンドルの車
  2. クーペ
  3. ジャガー以外の車

今回の一つのテーマは、左ハンドルの車に乗り換えることでした。私の人生の一つの目標として、最高のV8NAエンジンサウンドを楽しめるフェラーリの458に乗ることというのがあります。

ジャガーXE

もちろん、経済面も全く持って無理ですが、それにも増して、家族全員が乗らないという問題や駐車場の問題がさらに深刻です。家族全員での時間を何よりも大切にしたいと思っているので、家族全員が乗らない車は、それだけで大きな問題です。加えて、駐車場という観点では、安全な場所の確保、バッテリーが非常に上がりやすいフェラーリへの電源供給、近所の方々との問題などもあります。これは自分の人生をかけたチャレンジになると思います。

そのもう一段階手前の目標として、家族全員が乗れる車であり、経済面でも、もう少し実現可能性があると思っている、カリフォルニアへの乗り換えを、次のステップとして検討をしております(駐車場問題は引き続きあるのですが…)。そのためにも、どうしても左ハンドルの練習をしてみたかったという背景があります。

 

2点目のクーペへのこだわりですが、これは、子供たちがまだ小さいうちにどうしても達成したくw もう少し大きくなったらまた、セダンに戻らざるを得ないと思うので、そのために一度どうしてもクーペを所有してみたかったので、4シリーズやCクーペなどを中心に検討をしていました。

 

最後のポイントは、ジャガーに5年間乗ったものの、他のブランドの車を乗っていないと、違いもわからんだろうと思い、今回は、ジャガー以外で探すことにしました。

そこで候補になったのが、①アルピナB4、②BMWのM4、③ベンツC63 or C43クーペ、④ポルシェの911でした。まず、ポルシェの911ですが、さすがに後部座席が狭すぎて、早々に断念…。ベンツのCクーペもとても好きなのですが、C63のゲロゲロ系のエンジンサウンドがどうしても好きにならず、かと言って、C43の左ハンドルはなかなか数も少なく、好きなカラーなどが見つからず…。M4かB4で悩んだのですが、M4もCSなどでないと、あまり左ハンドルがないのと、何よりM4は結構オーナー様も多く、また、もともと”羊を被った狼”のような車が私のテーマでもあるので、結果として、アルピナB4のほぼ一択となりました。

ジャガーXE Sとの別れは突然

ということで、購入したお店に初めてお伺いする時には、振り込むキャッシュと印鑑の準備も整えて直撃し、その場で即決するという荒業で、急転直下の車の乗り換えと相成りました。

 

決め手は、主に以下の2つのポイントでした。

1.ラヴァリナレザーがとてつもなく素晴らしい座り心地

ラヴァリナレザーってなんぞや?って感じですよね。私も全く知らなかったのですが、どうやらアルピナのオプションで選択できる最高級レザーのようで、そのオプション代金は、なんと120万円!

でも、正直この写真見ても全然良さがわからないですよねw 手で触っても全く良さがわからなかったのですが、試乗してみてビックリ!!!

なんだこの座り心地わ!ってビビりましたw

吸い付くような座り心地で、しっかりホールドしてくれて、しかも柔らかい。まさに極上の一品です。これは知ってはいけない世界を知ってしまった気がしますw

 

2.アホみたいにカッコいい!

ジャガーXEのデザインも大好きですが、旧型の4シリーズのきれいな流線形のボディーラインに、アルピナブルーのカラーは、最高の組み合わせだと思います。新型の4シリーズがあんなことになってしまったので、旧型4シリーズは非常に気になっていたモデルでした。少し派手なので、あまり好きではなかったデコラインですが、この斜め前からのアングルなどは、非常にきれいで、正直アルピナのほうが洗練されているように感じます。

また、アルピナと言えばずっと変わらないデザインのホイール。ジャガーXE Sのホイールも大好きで履き続けてきましたが、アルピナのこのホイールもいいですね。

この2台は販売されていた期間などもほぼ同じ、販売価格もそこまで差がない2台なので、いい比較対象になるかなと思います。

 

というわけで、本当に青天の霹靂での乗り換えになりましたが、新しく、アルピナB4のオーナーになることになりました。今後は、色々な種類の車を乗り、違いをどんどん体感していきたいと思います。

アルピナB4 VS ジャガーXE Sの比較ブログも、近々書いていきたいと思いますので、こうご期待!!

頂いたコメント(2件)

  1. くまじゃがさん

    お久しぶりです。

    アルピナに乗り換えられたのですね。
    まさに出会いと別れは突然だったと拝見いたしました。

    ドイツ車以外の車から戻ると当たり前ですが、ドイツ車は理論上無駄のない性能、デザインとスキの無い感じが特徴かなと思います。

    ジャガーはそこまで理詰めの車では無くて、機械の精度も緩く、機能的では無くても雰囲気やデザインを重視している感があります。

    改めてドイツ車が良いなと思ったのは、ドアの内側に持ち手がついてる事です。 ジャガーは持ち手無いのでスッキリしているぶん、使いづらいほんとに。。

    1. あかジャガさん

      ご無沙汰しております!
      まさにおっしゃるとおりで、遊びがなく、シャキシャキしている感じですw
      代わりに、小さな凹凸もきれいに拾うので、アルピナと言えど、正直ジャガーのほうが好きかもしれません。
      代わりに、ジャガーのほうが、コーナリングなどでは、少し怖い感じがします。

      確かに、持ち手がないですね!!
      ジャガーは確かに、手の置き場に困ったりした印象がありますw

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